「お局ちゃん御用心!!!」をみにいった

久しぶりにお芝居を観た。
片岡自動車工業「お局ちゃん御用心!!!」、たのしかった。
お芝居、ダンス、衣装などなど盛りだくさんで、メッセージもあり。たくさん笑顔になり声を出して笑って元気をもらった。

ほんの少し早く着いて、舞台の近さやざわめきにそわそわした。後ろの列に腰掛けようとする方の荷物が頭に触れてしまう狭さや詰まり具合も、ちょっと懐かしいというか。
片岡百萬両さんが前口上を始めて、観客がくすくす笑い、皆で拍手の練習をし、それをシャン・シャンシャンシャンと手振りで止め(でも少しずれてて、大阪だったら揃うだろうかと思った)何となく空気が和らぐのを感じた。そうそう、こういうのだった、と思い出した。
(口上で「片岡自動車工業の公演が初めての方/見たことがある方は拍手」というのがあったけれど、ミジンコターボなら…って心の中でお返事をしたり)

はじまる前からわくわくは始まっていて、開演したらあっという間だった。
パワフルだった。
私の体力がなくて、肩や腰が凝ってしまって途中集中が切れたのが残念なところ。でも、ああお芝居を観た、楽しかった、頑張ろう、って思えた。
美津乃あわさんがかっこよくて、ずっと釘付けだった。

大阪公演はABCホールだけれど東京は小さめだし、演出を変えているところもあるんだろうな、ご不自由もあるのかもな、とか、余計なことを考えてしまう。
でも東京に来てくださって嬉しい・感謝! ってとても感じている。

観劇楽しいと大阪のお姉さま方に教えていただいてから10年くらい経つ。転職して関東に来て、その後もう一度仕事も変わった。大阪に観に行っていたころは気持ちも不安定で仕事にも不安があって、お芝居とお姉さんたちとのお話に助けられていた。今は結構落ち着いて、10年前に就きたかった仕事を迷いまよいしながら、お芝居観に行こうと思えるくらいにはなった。
だから、こんな自分で・東京で、片岡百萬両さんのつくるお芝居をみられるなんて思ってなかった、という、ちょっと違う感慨がある。

とはいえ観劇は8年ぶりくらいだし、もうずっとくたびれているし、お芝居を楽しめるかも不安だった。
今回開演前のわくわくそわそわする感じを思い出し、また・まだ味わえることも嬉しかったな。

そういえば、なんだかわからないけど片岡百萬両さんがすきだったなあ、というのも思い出した。
終演時に許されれば、握手やお写真をねだったかもしれない。そんなことをしたいと思ったことはなかったけれど、初めてちょっと頭をよぎった。もちろん、お願いすることもなかったけど。

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natalie.mu